【概要】
福島県相馬市の松川浦の戦前絵葉書です。砂州に囲まれた水深の浅い海域に、大小の島嶼が点在する風光明媚な場所です。相馬藩主にも愛され、近代以降も景勝地として知られました。平成23(2011)年の東日本大震災の際には津波の被害がありました。私はここに巨大津波が押し寄せる動画を見た記憶があります。そしてネットでしか調べられていないのですが、様々な復興策が講ぜられて現在に至っているようです。
こうした潟湖には、風光を楽しむだけでなく様々な人の営みや生業があります。アサリやノリの養殖や釣り、潮干狩りなどを楽しむことができます。
歴史のなかにおいては、様々な事柄が起こりますし、これからも起こるのでしょう。こうした美しい風景と人の営みが、ずっと続いていくことを祈るばかりです。















【内容】包紙1、12枚一括
水茎山之景/紅葉岡/文字島/松川浦/鶴巣野之景/松沼之景/長洲の磯/飛鳥の港/川添森/梅川之景/沖賀島之景/離崎
【撮影・作成年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記のため。
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