【概要】
京都府宇治市にあった料亭旅館「菊屋萬碧楼」の絵葉書6枚1セットです。由緒ある旅館の外観・しつらいが解ります。
なお、この「菊屋萬碧楼」建物は一部が平成18(2006)年に改修を加えられ、中村藤𠮷本店平等院店として現在もなお使用されています。中村藤𠮷本店は茶商として立身し現在はお茶とお菓子のお店として知られており、平等院店でも美味しいお茶・お菓子を楽しめるようです。
菊屋萬碧楼は1818年に建造された旅館で、明治天皇が行幸で訪れたり、戦後の一時期阿部定が勤務していたというエピソードがあります。由緒ある建物が中村藤𠮷本店平等院店として継承され、美味しい食事と共に歴史を感ずることができる場所になっていることはとても意義深いことと思います。
【作成・撮影年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記から判断。
【作成者】菊屋萬碧楼か
【内容】
(入口)/宇治菊屋〔萬碧楼〕庭園/宇治菊屋萬碧楼旧館入口/宇治菊屋萬碧楼 夜の全景/宇治菊屋萬碧楼上〔行在所〕謹写(行在所は天皇が行幸した際のその先その先の御所のことです)/宇治菊屋萬碧楼 新築大広間三階座敷之一部
【状態】
写真面の周囲に破れ、剥がれがあります。
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