善光寺名勝 絵葉書

市街地
善光寺本堂

【概要】

古代からの由緒を持つ長野県の善光寺。近世期より参詣者を迎えていたところ、近代にはいわゆるツーリズムの隆盛にも応じ、現代に至るまで信仰と旅の目的地として役割を果たしています。

絵葉書には古刹の本堂や山門・仁王門という王道たる被写体がある一方、お土産屋さんで賑わう長野市街も記録されていたり、明治19年建造の城山館があるなど近代的な営みも見え、この時代の雰囲気をよく示しているのではないかと感じます。

善光寺は一度だけ行ったことがあります。帰りの飛行機を気にしながらの旅でしたので、今度はじっくり、いろいろ下調べした上で行ってみたいなぁと、絵葉書を見て改めて感じました。

【内容】9枚

善光寺本堂/山門/新築仁王門/鐘楼/城山館/記念公園/往生寺全景/苅萱堂及父子の墓/長野市街の景

【撮影・作成年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年

通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記のため。仁王門の再建は大正7年ですので、そこからあまり時代は下らないものと推測します。

【作成】不明

コメント