伊豆熱海温泉 大黒屋 御絵葉書

旅館・温泉街
泉游風呂大黒屋旅館、梅園、屋上庭園より市街を望む

【概要】

伊豆にあった旅館「大黒屋」の戦前絵葉書です。現在の営業は確認できません。営業している状況がわかる資料を国立国会図書館デジタルコレクションで探してみると、大正9(1920)年発行の菊池芳園『伊豆温泉案内』(岳南社)の35ページに、他の熱海の旅館たちとともに登場しています。

館主として斧直七の名前が確認できます(神保弥三郎『熱海の栞』(著者出版、1921年、15ページ)。

管見による終見は昭和5(1930)年の「海南先生 伊豆めぐり(抄)」(静岡県温泉組合聯合会『温泉の伊豆』第3号)の熱海温泉にある旅館一覧です。

【内容】包紙1、絵葉書4

泉游風呂大黒屋旅館、梅園、屋上庭園より市街を望む/大黒屋旅館泉游風呂、客室より魚見崎を望む、金色夜叉の碑/大黒屋旅館特設長浜海水浴場/大広間宴会室、屋上庭園より魚見崎を望む、錦浦

【撮影・作成年代】昭和8(1933)年以降~

宛名面の表記が右から「郵便はがき」のため。

【作成】神田トシマ町サクラヰ印刷

神田豊島町に桜井合名会社という印刷を行う会社があります。桜井合名会社は色々な温泉地の旅館の絵葉書を手掛けていたようです。

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