【概要】
東海林商店という会社の創業10周年記念の絵葉書です。どこのお店なのでしょうか? 調べてみました!(ネットのノリ)
缶詰工場を持っていることが絵葉書からわかりますので、その線で調べましたところ、宮城県塩釜に東海林祐五郎という人物がいることがわかりました。東海林祐五郎は海産商で立身し地元の経済界に地歩を得、産業振興や教育発展に尽力し、塩釜で町長も務めた人物です。こうした経歴があるため「国立国会図書館デジタルコレクション」肖像写真も見つけられました。絵葉書に記録される人物と同じ顔かな、と思います。
ということで、この絵葉書は塩釜の東海林祐五郎のお店が作った記念絵葉書とわかります。
私の地元にも、ご商売で成功され地域社会発展に尽力した人物がいます。日本のいろいろな場所で「近代」を支えた名士がいたのでしょう。
【内容】包紙1、絵葉書6
本店全景/応接室・店舗内部/粉末工場・缶詰工場/正法丸/倉庫外景・倉庫内部/室内・庭園ノ一部
【撮影・作成年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記のため。
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