【概要】
伊勢神宮の近傍の景勝地である鳥羽海岸。近代には旅館が林立し参拝客の宿泊先として隆盛をみせました。対神館は鳥羽地域にあった老舗旅館対月楼の別館で、佐田浜に面して建てられていました。戦後は同じく地域の旅館である戸田家が継承し「戸田家鳥羽別館」と改まりました。戸田屋は鳥羽地域の老舗として現代も続いています。
絵葉書には書き込みがあります。
松阪初年に参詣後鳥羽に至り本旅館にて一泊の上帰る
とのことで、当時の旅の典型を示しているのではないかと想像しています。
【内容】包紙1、絵葉書4
対神館/玄関・裏座敷/客室より拝せる日の出・全景/庭園・客室よりの眺望
【撮影・作成年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記のため。
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