【概要】
昭和戦前の黒部峡谷を記録した絵葉書です。有名な黒部ダムが計画され、完成するのはまだずっと後の話。ただし柳河原発電所の関連施設である跡曳水路橋が絵葉書に収められており、水力発電の端緒を見ることができます。また、黒部峡谷の懐深い雄大な自然、各所に沸く温泉といった現代に通ずる要素も絵葉書が伝えています。
【内容】包紙あり5枚1セット
跡曳水路橋/宇奈月温泉全景/鐘釣温泉天然浴槽/猫又付近より東鐘釣山を望む/錦繍関
【撮影・作成年代】昭和8(1933)年以降~昭和15(1940)年頃
宛名面の表記が右から「郵便はがき」のため昭和8年以降、昭和15年に完成する仙人谷ダムが包紙に紹介されていないため如上のように推測。
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