【概要】
政友会系の機関紙から出発した北海タイムスは、やがて報道新聞へと成長し、さらに北海道政の布達の役割をも有した北海道の新聞社です。創刊は明治34(1901)年。戦時中は思想統制から一県一紙という原則のもと、道内他紙11社とともに北海道新聞を形成しました。戦後に復活し、全道規模の新聞社へと成長します。しかし全国紙の北海道進出およびライバル北海道新聞の存在が常にあり、ついに平成10(1998)年に廃刊になりました。
絵葉書は大正11年7月以降の撮影。新築の社屋のほか、メカメカしている輪転機が記録されています。また北海タイムスは札幌市街のとても良い場所に建っています。すなわち、駅から伸びる西四丁目線の近く、大通公園に面した立地になっています。写真の通り、眼前には整然と整備された大通公園が広がり、四丁目線の市電が通り、永山武四郎像がどっしりと構えます。
たまたまですが、北海タイムス社屋から写真を撮ってくれたおかげで、札幌らしい良い風景が残ったなぁとしみじみ感じます。






【内容】包紙1、絵葉書3
北海タイムス社全景/北海タイムス社輪転部/北海タイムス社楼上より見たる市街の一部
なお包紙に破れがあります。
【撮影・作成年代】大正11年7月以降
北海道立図書館デジタルライブラリーで閲覧できる「北海タイムス社屋新築記念絵はがき」(原本は北見市立図書館所蔵、常呂村山田本店資料)は、この絵葉書とほぼ同内容の資料で、包紙だけが異なっています。北見市立図書館資料には包紙に「大正拾壱年七月 新築記念」とあり、本資料もほぼ同じ時期の絵葉書と考えられます。
【作成者】北海タイムス社
なお包紙裏面に「西村納」とあります。
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