【概要】
大阪毎日新聞は歴史ある新聞社で、前身の大阪日報が明治9（1876）年に誕生しました。当初は政論新聞としてスタートし、明治21（1888）年に大阪毎日新聞を名乗ったころには実業新聞としての立ち位置を確立します。明治後期には東京進出を果たし、明治44（1911）年には東京日日新聞を買収しています。戦時中にこの東京日日新聞と大阪毎日新聞とが合併し、現在の毎日新聞につながります。
さて絵葉書を見ると、大阪毎日新聞が百万部を突破したことを祝うイベントが各地で行われていたことがわかります。社長と専務がコスプレしたり、マラソン大会が開かれたり賑やかな様子です。
【内容】包紙1、絵葉書5
・大阪毎日新聞発行部数百万突破祝賀デー（各地大阪毎日販売店主催）
右上 本山社長桐原専務の仮装／右下 尼崎市中の賑ひ／左上 大阪府茨木祝賀マラソン競走／茨木市中の賑ひ
・大阪毎日新聞発行部数百万突破祝賀デー（各地大阪毎日販売店主催）
右上 神戸市中の行列／同下 京都支局前／左上 神戸祝賀デー当日のマラソン競走／同下 京都祝賀行列丸山公園に入る
・大阪毎日新聞発行部数百万突破祝賀デー（各地大阪毎日販売店主催）
右上 金沢祝賀行列出発／同下 徳島市中の賑ひ／左上 堺公会堂祝賀デー／同下 本社露台に於ける風船玉の飛揚
・大阪毎日新聞発行部数百万突破祝賀デー（各地大阪毎日販売店主催）
上 名古屋支局前／中ノ上 大阪中央公会堂祝賀デーの余興／中ノ下 岐阜の祝賀デー／下 作州津山の賑ひ
・既往十年間の発行紙数
【撮影・作成年代】大正13年か
「既往十年間の発行紙数」で大正13年に100万部を突破しているため。
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