【概要】
炭鉱や漁業、林業で発展する大正期の釧路のパノラマ絵葉書です。駅を中心とした市街地から南方面に足を進めると、大きな釧路川が流れています。そこには釧路の象徴的な橋梁である幣舞橋が伸び、釧路川南岸の先には、役場などがあった高台があります。パノラマ写真はそこから撮影されており、広漠とした北海道の河口に広がる都市の様相を今に伝えてくれています。
【内容】包紙1、絵葉書5
全道に冠絶せる長橋 幣舞橋を中心としたる大釧路市街の連絡大観(其一〜其五)
【撮影・作成年代】大正7(1918)年〜11(1922)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記で大正7年以降、包紙に釧路町とあるので市制施行以前の大正11年と推定しました。
【作成】小林隆盛堂 釧路絵葉書同盟会発行
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