【概要】
野付牛は現在の北海道北見です。現在北見市は合併を経てクソデカ自治体になっており、オホーツク沿岸のサロマ湖付近までを市域としておりますが、本来は常呂川沿いの内陸に発展した都市でした。
絵葉書が作成された大正中期から昭和初期にかけては、札幌方面にも既に鉄路が伸び、第一次世界大戦時の好景気で雑穀の売れ行きが好調、さらにハッカという地域の特産物を得た時期になります。本州からの移住者の多くは、この時期にようやく大きな利潤を得られ愁眉を開きました。また好景気を聞きつけて新開地に新たに移住する人々も現れました。
絵葉書には駅前通りその他に商店や住宅が立ち並び、地域の容儀が整いつつある様子がうかがえます。
【内容】
野付牛町停車場通 其二/野付牛町大通西二丁目/野付牛町三條通西二丁目/野付牛町大通東一丁目/野付牛町一条通東五丁目/野付牛町一条通西一丁目
※野付牛停車場通 其一があるはずですが、見当たりませんでした。
【撮影・作成年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記のため。
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